結婚披露展 TSUNAGU

菊地章雄・佐藤早秋の結婚を写真でお披露目する 「結婚披露展TSUNAGU」を開催する新婚二人によるブログです。結婚をテーマにした記事、写真展までの準備の様子、コラムなど幅広く綴っています。http://www.hirouten.com

●来場者の三大負担を考慮した結婚式の実現

1「披露展は一人でフラッと来てもらう」がモットー

 

友達の結婚式、誘われたけど、なんとなく不安に思ったことありませんか?

 

"友達の結婚式呼ばれたけど、その人関係の知人があまりいないし、式の当日おはなしする人いるかなあ?"

 

"友達の結婚式呼ばれたけど、そのコミュニティ内で久しぶりに会う人が多すぎてなんだかためらわれる、不安だなあ。"

 

 

"みんなで式当日の待ち合わせ時間や集合場所決めるとか、プレゼント考えるとか、そんなに親しくない知人同士で話すって気を使うし、億劫だなあ。"

 

上記のような気持ち、無意識のうちにでも、チラッと感じたことある人って多いと思います。

 

結婚をお祝いしたい気持ちは充分あるのに、式当日のことが不安で負担になってしまう。なんか行くのが怖い等々。

 

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結婚披露「展」は、いわゆる写真展ですので、「一人で」来た方がむしろじっくり見ることが出来ます。

 

誰かと一緒に行くことや、当日の不安感は全く抱くことなく、フラフラ〜っとお越し頂くことができます。

 

2018/04末現在、二会場を終えましたが、この点を大きなメリットと捉えることが出来るかなと感じています。

 

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2「ご祝儀は要りません」がモットー

 

結婚式挙げるんだおめでとう!!!(、、、えっと何月だっけ。その月はご祝儀代3万円確保だな、うん。)

 

こんな風にご祝儀のため、お金をやりくりしますね。

 

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●羽賀翔一「君たちはどう生きるか」を読んで決意した「伝える勇気」

結婚披露展をする必要があったのか

「結婚披露展」という結婚披露の方法を選び、会期が進んでいった。「結婚披露展」が進んでいくにつれ、大きくなる疑問が「意味はあったのか?」ということだ。

 

何のために結婚披露展をしたのだろうか?

結婚披露展は結婚を披露するという目的を達したのだろうか?

選んだ方法は適切だっただろうか?

 

考えても答えは出ない。「正解」がないからだ。自信がなくなる日もたまにある。そんなある日、手に取った本に答えがあった。本とはそんな運命的な出会いが多々ある。

 

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ベストセラー「君たちはどう生きるか

 

いつもはベストセラーは買わない僕が、原作 吉野源三郎、漫画 芳賀翔一「君たちはどう生きるか」を買った日

原作 吉野源三郎、漫画 芳賀翔一の「君たちはどう生きるか」が脚光を浴びている。

 

原作は80年前に書かれた児童書。その児童書の漫画版を買っていくのは、大人たちで、発売から3か月で70万部を突破するベストセラーとなった。

 

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●結婚って何だろう?新潟展を終えて

農家民宿での展示

 

こんにちは、新婦のさきです。結婚披露展も三会場目開催を無事、終えることが出来ました。

 

新潟展は、会場が「農家民宿」でした。宿泊を含むイベントだったため夜はお酒も入りつつ、ゆったりと語り合う、そんな雰囲気になりました。

 

農家民宿の敷地内にある「蔵」を改装後、蔵では初めてのイベントということで、村の方にとっても記念になってくれていたら、嬉しいなと感じます。

 

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ゆっくり流れる時間

 

5月の今頃は、ちょうど田植えのタイミングだそうです。

 

これからぐんぐん大きくなるであろう、か弱い苗たちが土に植えられていました。これから田植え、という田んぼもありました。

 

山に囲まれたこの地、静かで物音も少なく、蛙と鳥の鳴き声しか聞こえません。

 

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●内田樹「困難な結婚」を新郎が読んで

内田樹「困難な結婚」を読みました

内田樹先生の著書はよく読みます。

今回「結婚披露展」を開催するにあたり、この本も手に取ってみました。

 

内田樹「困難な結婚」(1,620円)

 

この本はQ&Aの形式で構成されていて、非常に読みやすいです。

最初の大見出し

「もっといい人」は現れません

は内田先生らしく、なるほどとうなずきながら読みました。

 

「それなしでは集団が立ちゆかない」というような根源的に重要なことは「誰でもできる」という条件で制度設計されている。僕はそう思っています。だから、教えることも、結婚することも、子どもを育てることも、「誰でもできる」のでなければならない。 (p4)

 

結婚とは何かなんて、そんなことは考えるな。結婚はみんなするもんだ。そう内田先生はいいます。近所のおじさんにそう言われたら反発したくなるのに、内田先生に言われると納得してしまうというのはどうかと思いますが、そんな心境になりました。

 

「結婚って何だろう?」という問い

わたしたちが開催する「結婚披露展」の主題は「結婚ってなんだろう?」です。

 

内田先生は、「結婚の意味は結婚しなければわからない」(p72)といいます。

 

大人になるためには結婚した方がいい。大人になれば自分が結婚したことの意味が分かってきますから。大人になる前には結婚することの意味も有用性も分かりません。(p74) 

 

最初、「結婚披露展」の企画について「結婚って何か?」自分たちなりに考え、その仮の答えを提示出来たら面白いとも考えていました。

 

ただ、その問の答えにはたどり着けずに、結婚って何か、わからないよね、みんな違うよね、答えはないよね、という結論に至りました。

 

「結婚」とは「結婚したその瞬間」を示すのではなく「結婚している状態」を示します。「結婚式」は「結婚した状態になりますよ」という「開会式」であって、「結婚する」というその瞬間を指すのではないのです。

 

だから私たちは、「結婚しないと結婚って何かわからない」「結婚生活を送りながら結婚って何か考え続けよう」という道を選びました。

 

「結婚披露展」も「結婚しながら結婚について考える」というスタンスに立っています。

 

もう一度繰り返しになりますが、引用を掲載すると、

 

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大人になるためには結婚した方がいい。大人になれば自分が結婚したことの意味が分かってきますから。大人になる前には結婚することの意味も有用性も分かりません。(p74) 

 

ということなのです。私たちは少しずつ大人になる中で、(すでに28歳と27歳でもう成人してから随分経ちますが、)「結婚」って何か知っていっている課程なのです。

 

今回の「結婚披露展」は結婚を社会に報告するとともに、結婚してみて現在までに学んだ「結婚ってなんだろう?」に対する中間報告(中間というよりも第1回目の報告)なのです。 

 

結婚式について

「結婚披露展」は「結婚披露宴」に代えて行うイベントです。結婚とはなにかを考える以前に、結婚式とは何かという疑問を重視しています。

 

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結婚披露展の様子

「どんなスタイルでやるにしても、結婚式はしたほうがいいです。」(p84)  

 

内田樹さんは、どんなスタイルでも結婚式はした方がいいと言います。これは私たちへのエールになりました。

 

「結婚式の本質は「誓言をなす」ことです。男女の結びつきという出来事を、公共的な場において公開し、参列した人々に向かって誓言をなすということです。(p85)

 

結婚式は「結婚しましたよ」と社会に宣言することです。社会の一員として「よろしくお願いします」というご挨拶のための結婚式ということで、やった方がいいということです。「結婚式」について「やらない」という選択肢もありましたが、改めて「結婚披露展」をやってよかったと思っています。

 

常陽リビングに掲載されました

 

4月9日に、茨城県の県南地域に配布されているフリーペーパー「常陽リビング」に掲載していただきました。WEBでも読めますのでぜひのぞいてください。こうやって、紙面に掲載していただけるのも「披露の形」だと思っています。

 

www.joyoliving.co.jp

 

結婚しないと見えない世界、結婚披露展をしたから見える世界

大人になるためには結婚した方がいい

 

その意味について、理解していませんでした。それもそうです、結婚していなかったのですから理解しようがないのです。

 

結婚する前に、結婚後のことを想像するのは難しいですし、結婚披露展という未知のイベントをやってみないとどうなるのかなんてわかりません。やらないと分からない世界がそこにあるのです。

 

なんとなく、経験上こうなるだろうという予想や、前例から想像することはできます。

 

でも、やはり、やってみなければ分からないのです。

 

内田樹「修行論」

修行したあとにしか見えない世界があるということについて、妻の早秋が内田樹「修行論」を読んだ感想を書いています。こちらも合わせてお読みください。

 

hirouten.hatenablog.com

 

内田樹「修行論」(821円)

 

菊地章雄

 

 

●結婚しても「個人」の課題は変わらない

「103歳になってわかったこと〜人生は一人でも面白い〜」を読んで

 

芸術家、篠田桃紅(しのだとうこう)の本を読みました。

 

タイトルからもわかるように、彼女が103歳で書いた著書です。

 

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あなたはどんな課題を持っていますか?

 

人生過ごしていて、繰り返しぶつかる課題があると思います。場面は違えど、根本的な思考回路を辿ってみると「ああ、結局またこれか。」って。

 

生まれてから、今日この日まで、一番「自分」という人に接しているのは「自分」です。

 

結婚してパートナーができて、一緒に暮らし始めても、相手のことなんて少ししか知らない。よっぽど自分自身と見つめ合ってきた時間の方が長いんです。

 

だから、自分の課題を最も把握しているのは、「自分」です。

 

わかってもらえないと嘆く背景

 

課題を的確に把握して、対処方法もわかっているのは、「自分」のはずなんです。

 

でも、結婚したり、恋愛したりすると、パートナーに自分の課題を認めて欲しいと思ったり、その辛さを共有してもいい?分かるでしょう?と求めてしまうことが増えます。

 

それは、パートナーと自分の境界線が密着して、精神的にも物理的にも近くなっているからだと考えます。

 

だから、まるで自分が思ったことを、相手も思うだろうと「勘違い」もしくは「期待」するんです。

 

hirouten.hatenablog.com

 

「自らの足で立っている人は、過度な依存はしない」

 

これ、篠田さんのお言葉です。こう続きます。

 

「そもそも介入しない、期待もしない、負担にならない。」

 

結婚したり、恋愛したら、心得ておく必要のあるメッセージだなと感じました。

 

パートナーと距離が縮まれば縮まるほど、相手の言動に介入したり、期待したり、気にくわないことがあれば、喧嘩して負担になる。負の循環です。

 

こうならないためにも、やはり人は「ひとりで」しっかり生きていくものなのだなと、思います。

 

生まれたときから「わたし」「ぼく」なんです。一番長く一緒にいて、頭の中でこうかな、ああかなって話し合ってるのも、「自分同士」です。

 

自分の足で立っていこう。

他人に介入、期待、そんなことして、依存状態になると、一生かけても「自らの課題」なんて、解決できない。

 

人の中で揉まれて生きていますが、最終的に人はひとりで「自分の課題」をやっつけていく生き物なのかと思います。

 

寂しいですが、孤独な生き物なのかもしれません。

 

そんな状況に置かれながらも、いつも無条件で「そばに居てくれるパートナー」とは、有り難い存在なのでしょう。

 

菊地早秋