●結婚って何だろう?新潟展を終えて
農家民宿での展示
こんにちは、新婦のさきです。結婚披露展も三会場目開催を無事、終えることが出来ました。
新潟展は、会場が「農家民宿」でした。宿泊を含むイベントだったため夜はお酒も入りつつ、ゆったりと語り合う、そんな雰囲気になりました。
農家民宿の敷地内にある「蔵」を改装後、蔵では初めてのイベントということで、村の方にとっても記念になってくれていたら、嬉しいなと感じます。
ゆっくり流れる時間
5月の今頃は、ちょうど田植えのタイミングだそうです。
これからぐんぐん大きくなるであろう、か弱い苗たちが土に植えられていました。これから田植え、という田んぼもありました。
山に囲まれたこの地、静かで物音も少なく、蛙と鳥の鳴き声しか聞こえません。
考える時間はたくさんありました。
違いを知る
結婚ってなんだろう?
考える時間が多くあったので、改めて自分でも問い直してみています。
結婚すると、自分は自分の価値観で生きてきたんだ、ということを感じる機会が増えます。
自分にとっての当たり前が、相手にとっての当たり前でない。その逆もまた然り。
生まれた場所、育ってきた場所、関わってきた人、関わってきた家族、すべて違うため、異なる価値観が形成されるのは、当然のこと。
ですが、頭で理解することと、体と心で受け止めることには雲泥の差があります。
感情でいうと「わからない」といったところでしょうか。
「結婚ってなんだろう?」というテーマのもと、展示をやっていて、見に来てくれた既婚者の方々からも、多く寄せられるフレーズです。
わからないからこそ、深く考えられて、面白くなる。
回を重ねるごとの新たな出会い
主催者である私も、日々結婚について問うています。見に来てくれた方からヒントを得ることもたくさんあります。
新潟展を終えて、気が付いたことがあります。
それは、「展示を見に来てくれた方に、考える機会や時間を提供する」という、写真展開催目的の裏には、「私自身の学びの場所にもなる」という別の役割があったということ。
会場ごとに色々な方が来て下さって、勉強させて頂いています。
展示会を開催するということは、人と出会うことであり、知らぬ間に「学びの場」が出来上がるということ。
展示会場まで足をお運び下さった方々に感謝申し上げるとともに、
「結婚」とは学んでも学んでも足りないほどに面白く、奥深く、心と胸と頭とを駆使して考えたいキーワードであると、感じています。
菊地早秋